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 私たちが日々使っている電気。時と場所を選ばず、電気を自由に使えるのも、安定供給を担う人たちが縁の下の力持ちとなり、昼夜を問わず頑張っているからです。そんな電力供給を支える現場は一体、どうなっているのでしょうか。有識者が訪問し、電気そしてエネルギー問題まで存分に語ってもらいます。今回は小説「リング」「らせん」で有名なファンタジーノベルの巨匠、作家の鈴木光司さんです。

 

第4回 六ヶ所再処理工場 取材記

2013/1/31

六ヶ所再処理工場/第4回取材記

 システムにとっての最善とは、システムの構成員すべてに、より多くの満足と幸福が行き渡ることであり、その目的は、各要素の連携が潤滑に行われ、もっとも効率よく動いている状態において、果たされる。  
 もしぼくが企業の経営者であったなら、徹底的に効率を追求する。そして、効率化によって得た利益を、福利厚生等を充実させるために役立てるだろう。

 

 

第3回 六ヶ所再処理工場 取材記

2013/1/24

六ヶ所再処理工場/第3回取材記

 最近「効率の追求」の是非を巡る意見を多く見かける。福島第一原子力発電所の事故の後も、その原因の一つとして、「効率を追求し過ぎた結果」という意見が持ち出された。  
 もともと「効率をよくする」とは「最小のエネルギーで最大の効果を上げる」ことである。ところが、この問題をメディアが論じていて、言葉の正確な運用を間違えている例を、多々見かける。

 

 

第2回 六ヶ所再処理工場 取材記

2013/1/17

六ヶ所再処理工場/第2回取材記

 六ヶ所再処理工場を訪れるのは、今回で3回目である。来るたびに、「システムにとっての最善とは何か」という問題を考える。  
 システムの定義は「ある共通の目的に奉仕する複数の要素と、要素間の相互依存関係によりなる複合体」、あるいは、「相互に影響を及ぼし合う要素から成るひとつの仕組み」ということになる。

 

 

第1回 六ヶ所再処理工場 取材記

2013/1/10

六ヶ所再処理工場/第1回取材記

 ノーベル賞物理学者のリチャード・ファインマンは、『科学は不確かだ!』という講演録の中で、「科学的方法で道徳問題を論じることは不可能であり、このふたつは互いに独立したものだと信じる」と述べているが、最近、ぼくは、この点に関して疑問を覚えるようになってきた。
 ファインマンが講演を行った1963年当時と比べ、現在、格段に科学は進んでいる。その地盤の上に立って、眺め渡したとき、「科学的見地を抜きにして、善悪の判断はできないのではないか」とさえ思われてくる。